寒い時期に多い知覚過敏

歯科衛生士の山中です


寒い時期の歯磨きでお水が冷たくて、うがいの時ヒヤッと歯がしみる事はありませんか?
最近、歯がしみるということで来院される方の多くが知覚過敏でした

知覚過敏とは冷たい物でしみる症状です
歯の表面のエナメル質が削れることで、内部の象牙質が露出することで生じることが多いようです

鏡で歯の根元を見てみて下さい
よく見ると歯茎が下がっていませんか?
歯茎が下がる要因としては、加齢や歯周病噛む力が強かったりなどさまざまですが、
磨く力が強過ぎることで歯が削れて症状が出ることも少なくありません

キレイにするための歯磨きで知覚過敏になってしまうのは避けたいところです


知覚過敏を避ける歯磨きのポイントをお伝えします

まず歯磨きをするにあたりターゲットとなるのは食べかすもそうですが、
プラーク(歯垢)を磨き落とすことが大事です
プラークは細菌の塊で、キッチンのシンクなどにつく水垢と同じでヌルヌルしています
水で流したりうがいでは取れませんがブラシの軽い力加減で簡単に落とせます
プラークの除去に強い力は不要です

まず重要なのは持ち方です
グーで握って持っているようでしたら、ペンを持つようにしてみて下さい
ペンを持つようにすると歯ブラシの角度を指先で変えたり、力加減がしやすくなります

歯に歯ブラシを当てた時、ブラシの毛先が広がらない程度が目安です
だいたい100g~200gといわれています

鏡を見ながら小さい幅で優しく擦る事を意識しましょう
力加減が難しい場合は、電動ブラシもお勧めです
ブラシを当てるだけでOKです


歯がしみる症状は状況により虫歯かもしれませんので、まずは歯科医院でのチェックがお勧めです


日々の忙しい生活の中で今一度、丁寧なブラッシングを心掛けて頂けたら幸いです

人によって歯並びなどのお口の中の環境は違います
ぜひ、歯科医院でのチェックや歯科衛生士による歯磨きのアドバイス、歯のお掃除にいらして下さい