いい歯医者の見つけ方3選
仕事でもプライベートでも万古千秋よく質問されることの一つに
「いい歯医者教えて」
というのがあります
自分は歯科医師ですが、評論家ではないし、
また全ての先生やその治療技術を知っている訳でないし、
患者さんの求める『いい』が具体的に十人十色なので、
個別案件は難しいのです
とは言え、自分が今までみてきたいい歯科医師には共通したある特徴があるのも事実
今回はそのポイントを3つに絞って伝授したいとおもいます
(個人の独断と偏見で、確約するものではありません、参考程度にお願いします)
それでは、共に学んでいきましょう!
いい歯医者の特徴
- 初診の診査・診断に時間をかける(いきなり治療しない)
- 治療の説明を詳しくしてくれる
- 専門外の治療は専門医に紹介してくれる(セカンドオピニオン)
1.初診の診査・診断に時間をかける(いきなり治療しない)
しっかりとした治療を行う上で、最も重要なことは『診査・診断』です
間違った診断は治療の入り口を誤ってしまうため、当然治りません
なので、この重要性を認識している歯科医師は診療において
『診査・診断』を最も重要に考え、時間をかけ丁寧におこなう傾向があります
検査だけでなく、患者さんからの医療面接による状況把握も重要になってくるので、
先生から聞かれたり話したりする時間が長い場合はアタリの可能性が高いと言えます
きょうび、いきなり治療がはじまってしまうのはヤバイでしょう
2.治療の説明を詳しくしてくれる
どの治療にもメリット・デメリット、そしてリスクが存在します
そして、個々の患者さんの治療におけるプライオリティーも違います
費用、治療方法、治療期間、いいことだけでなく、悪いことも含め全てちゃんと説明し、
”治療の透明性”の確保に務める姿勢は患者さんに寄り添うことに繋がります
ほとんどの歯科治療では治療の決断を急ぐ場面はそう多くないので、
その場で患者さんに決断を迫る場合は注意が必要でしょう
3.専門外の治療は専門医に紹介してくれる(セカンドオピニオン含む)
近年、歯科においても治療の細分化・専門化が進んだ結果、
一人の歯科医師で全ての治療に精通することは非常に困難になりました
レジン治療、補綴、義歯、歯内療法(根管治療)、歯周病、小児、矯正、歯科麻酔、口腔外科、インプラント、顕微鏡、口腔顔面痛、有病者…
自分を含めどの歯科医師にも得意な治療、不得意な治療があります
知識として知っていても、一定の水準で医療が提供できないためできない・あえてやらない場合もあります
その場合、他の専門医を紹介してチームアプローチをする先生は、
患者さん本位の先生なので、アタリの可能性が高いと言えます
また、セカンドオピニオンを嫌がらず、むしろ推奨してくれることが多いです
自身の診査・診断や治療に自信があればセカンドオピニオンを拒む理由など微塵もありません
逆に、自分にできることだけで患者さんを囲い込むような歯科医師はイエローカードかもしれませんね
以上、個人の独断と偏見ということを断った上で、「いい歯医者の見つけ方3選」を挙げてみました
いかがだったでしょうか?
治療技術そのものを患者さんが評価することはとても困難だと思います
他人の評価が当てにならないのは、求めてるものがそれぞれ違うからです
こんなにたくさん歯科医院があるのに、「いい歯医者」を探し求める人が後を絶ちません
まずは自分が歯科医療に求めるもの明確にしてみてください
あなたが、一生もののいい歯科医師に出会えることを願っています
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