2016.07.25 カテゴリ：治療

精密根管治療（マイクロエンド）

精密根管治療（マイクロエンド）という治療をご存知でしょうか？

精密に行う根管治療のことです（説明になってない？）

  • そもそも根管治療ってなに？

俗に言う「神経の治療」とか「根の治療」と呼ばれるものです

歯の中には神経や血管が入っている根管があり、
ここに細菌感染が起きると痛みや腫れといった症状が出ます
歯内療法と呼ぶこともあります

  • 一般的な根管治療となにが違うの？

抜歯をしないで歯を残せる可能性が高くなります

精密根管治療（マイクロエンド）一般的な根管治療
治療方針科学的根拠に基づく保険のルールに基づく
初回90％50%未満
再治療70〜80％予後不良
病巣あり60％予後不良
外科的療法90％40〜50%程度

こうして比較してみると一般的な根管治療って「一か八か」って感じですね…
一方、精密根管治療（マイクロエンド）の驚くほどの成功率の高さ
知りたくないかもしれませんが…
日本は先進国の中でも根の治療の再治療率って飛び抜けて高いんです

  • 成功率の差はなぜ生じるの？

根管治療が成功するか否かの鍵は『根管内の限りない無菌化』です
科学的根拠に基づく治療の方が根管内を限りなく無菌化できるからです
一般的な保険治療では科学的根拠に基づいた治療は困難です

  • 科学的根拠に基づく治療のポイントは？
  1. 滅菌済みの器具（汚い器具だと逆に細菌の数が増加します）
  2. ラバーダム防湿（根管内に唾液が入ると当然、唾液中の細菌が感染します）
  3. マイクロスコープ（肉眼で見えないものは治療できません）
  4. ニッケルチタンファイルの単回使用（ディスポ）（清潔かつ安全に治療可能です）
  5. 十分な治療時間（実は1〜2時間くらいないと精確な治療ができないんです…）



え〜！？歯の治療に1〜2時間もかかるの？

とか

ラバーダム防湿ってなに？そんなのやってもらったことないよ〜

という方が大半ではないかと思います


日本でマイクロスコープなどを用いてこのような治療を行う歯科医院は
現状では数%しかありませんので、初めて聞く、知らなくて当然のことと思います

しかし！実は海外ではこれが標準治療ナンデス

他院で「抜歯」と言われても実は残せる可能性がある場合もあります
とはいっても、万能な神ではないので残せないもの（破折とか）は残せないんですけどね

日本でも世界標準の科学的根拠とコンセプトに基づく治療が受けられる
そんな良い時代になってきたのです

あなたなら科学的根拠に基づく治療と非科学的な治療のどちらを受けたいですか？

当たり前のことですが、自分の歯は自分で守るしかありません
なるべく自分の歯を残したい！

という前向きな方を当院は応援します、是非ご相談下さい♪
歯内療法専門医と連携してます

当院でも近々マイクロスコープを導入しますよ！（しかもイイやつ）

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