前歯の二次カリエスをダイレクトボンディング

患者 10代、女性

治療前
治療前(前歯の裏)

隣接面に精度の低いレジン修復があり、わきから虫歯になっています
歯と歯がレジンによって繋がっているのでフロスも通らず、
清掃性もすごく悪い状態です(見た目も悪いが…)

レジンと歯の間にある茶色の線(『褐線』という)は、
レジンと歯がしっかりと接着していない証拠


治療中
治療中(前歯の裏)

局所麻酔後にラバーダム防湿←これ大事
マイクロスコープでレジンと虫歯を除去
セレクティブエッチング、ダイレクトボンディング


治療前治療後
治療前後(前歯の裏)

歯と歯は繋がってない(当然)ので、歯ブラシもフロスも通りますよ!
【治療時間】90分
【治療回数】1回


正面観
前から見たところ(前歯の表)


レジン修復は接着」が命です
虫歯の取り残しは論外ですが、ちゃんと接着していないと
『褐線』『二次カリエス』になり歯の治療を繰り返すことになります

歯の治療は歯の寿命を縮めます

歯を長持ちさせるには

  1. 歯の健康な部分をなるべく残す←削らない
  2. 繰り返さない治療←精度の高い予防的治療
  3. 予防

が重要です

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