”時限爆弾”とはよく言ったものだ

インレーの二次カリエス
不適合な銀歯による二次カリエス


ネットニュースで、こんな記事を見つけました

昔の歯科治療の恐怖 日本人の口内に潜む“時限爆弾”

銀歯にインプラント、部分入れ歯やブリッジ……中高年では、
口の中に“治療”した歯が1本もない人のほうが珍しいだろう。
ただ、“治療”したはずの歯が、さらに大きな問題の原因となることが少なくない。
口腔内の問題は、放置すると全身疾患につながっていくこともある。
『やってはいけない歯科治療』著者で、“歯科業界に最も嫌われるジャーナリスト”
の異名を取る岩澤倫彦氏が患者に知らされてこなかった重大リスクをレポートする。




  • 銀歯の適合性(治療の質)問題は昔の治療だからではなく、現在進行形の事象
  • 技術的側面ではなく、医療経済的側面から適合性(治療の質)を追求できないのが問題
  • 神経を抜くという行為が歯の寿命を短くするのではない
  • 神経を抜くほどの大きな虫歯=虫歯を取って健康な歯質が少なくなる=歯の寿命が短くなる
  • 歯の寿命は健康な「残存歯質」によって決まる→歯を削ると歯の寿命が短くなる



神経を取らなければならない程の進行した虫歯を治療すると、
当然、健康な「残存歯質」が少なくなるため、結果として神経を取った歯は寿命が短くなる
というのが正しい認知です


歯は治療すればするほど『抜歯』に近づきます

歯を守るためにはどうすれば良いか

  • 虫歯や歯周病にしない(予防)
     そもそも治療が必要ありません
  • 万一治療が必要な場合は、再発を最小限にする精度の高い予防的な治療を受ける
     再発や精度の悪い治療は抜歯を早めます

まずは「知ること」からはじめよう

患者さん自身がもっと口の中や歯の治療に関して興味を持ったり、
治療のことについて知ることが重要だと感じています

多くの患者さんは口の中や歯の治療に関して適切な情報を知りません
全く考えていなかったり、ネットで間違った情報を信じ込んでいる人もいます

患者さんは素人で専門家ではありません、だからこそ一人で決めず、
ネット情報も含め、主治医の先生に相談することをおすすめします


どの治療を選ぶか、そしてその治療結果は自分しか引き受けられないのですから