2018.04.16
カテゴリ:医療トピック
ガラパゴス化する日本の歯内療法(ガラエンド?)
Current status and problems of endodontics in Japan
我が国における歯内療法の現状と課題
SUDA Hideki 2011
日本歯内療法学会誌 より抜粋
平成21年に保険請求された歯内療法(根管治療)の件数です
抜髄=初回治療
感染根管処置=再治療
初回治療が成功していれば、再治療はありません
日本は、初回治療よりも再治療の方が多いのです
初回治療/全数=初回の根管治療成功率(推計)
6,004,644/13,501,152=0.444
保険治療における初回の根管治療の成功率推計は約44%
ただし、治療されずに抜歯されたものは数に入っていませんので、
現実的な成功率はさらに低いものになると考えられています
日本における初回の歯内療法の成功率は約4割程度
参考までに世界基準の歯内療法成功率を示します

びっくりするかもしれませんが、成功率日本4割、世界9割、これが現実です
(繰り返す終わらない治療や抜歯)
でも、日本でも世界基準の歯内療法を選択することは可能です
まず、自分がこれからどのような治療を受けるのか是非知りましょう!
そして、どの治療を選択するかは、患者さん次第です
当院はそんな患者さんへお手伝いができる用意があります
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