根の治療(神経の治療)とかぶせものと成功率
歯科医院で根の治療(神経の治療)をしたのに
また腫れたり、痛みが出たりして治らない
何年〜何十年後にこのような症状が出ることもあります
高価なかぶせものをした直後に症状が出る不幸な方もいます
このようになる原因には
- 根の治療(神経の治療)で細菌を減少しきれなかった
- かぶせものの隙間から再び細菌が侵入した
ということが考えられます
アメリカで根の治療とかぶせもの、治療の成功率を調べた研究を紹介します
かぶせもの精度○ | かぶせもの精度× | |
根管治療の精度○ | 91.4% | 44.1% |
根管治療の精度× | 67.6% | 18.1% |
つまり
根の治療(神経の治療)にとってのかぶせものは
細菌を入らないようにするための『蓋』であり、重要なのです
ジャムの瓶の蓋がしっかり締まっていないとどうなりますか?
中はすぐにカビだらけになりますよね
『かぶせものも大事』
と覚えておいてください
当院では、金属を使わず適合と審美性の両方を兼ね備えた方法で治療しています
ジルコニアオールセラミックス 症例1
写真右の緑枠で示したのが治療した歯です
歯肉との適合性もよく、余剰セメントもマイクロスコープ下で確実に除去してます
ジルコニアオールセラミックス 症例2
写真右の緑枠で示したのが治療した歯です
フェルールという歯の部分が少なく、歯肉の下に潜ってしまっていたので
矯正治療で歯肉より上なるように引っ張り上げてからかぶせものをしました
「わー、どれがかぶせものか分らな〜い」と思いました?
治療された患者さんも「やって良かった」と非常に満足されています
技術的レベルの高い技工士さんと連携し、このような治療を行っています
(当院でも技工所でも顕微鏡を使っています)
金属アレルギーの心配もなく、プラークもつきにくく、とても磨きやすいですよ!
p.s.
ただ単に「白い歯だから高い」っていう時代じゃもうないんです
再治療を少なくし、歯を長持ちさせるためのコストという解釈です
(見た目もいいしね)
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