第10回 矯正セミナー@東京

今回のテーマは

  • スライディング・メカニクス
  • ノンフリクション・メカニクス
  • Tループを用いた正中離開の改善
  • 側切歯のクロスバイトの改善

矯正治療は「歯を動かす」治療ですが、歯の動かし方には大きく分けて、2つあります

スライディングノンフリクションです

現在、主流(7割程度だそうです)となっている

ストレートワイヤー法(プリ アジャステッド アプライアンス)
では、主にスライディングを使用します

スタンダード エッジワイズ法
では、主にノンフリクションを使用します

どちらの方法にも当然、長所と短所があります
結論としては、上手な先生であればどちらの方法でもちゃんと治るので、
安心してください

もちろん

ストレートワイヤー法でもノンフリクションを使うこともあります


ストレートワイヤー法が現在主流になった背景には、

  • ワイヤーの複雑な屈曲が不要のため、治療結果が一定化された
  • 複雑なループがなくシンプルなシステムなので、衛生的
  • 治療期間が短縮する
  • 歯や歯周組織にも優しい(あまり痛くない)

など、スタンダード エッジワイズの欠点を見事に改良したので、普及するのも肯けます


間違って欲しくないのは、矯正治療も歯内療法と同じく、

「診査・診断」・「治療計画」と「意思決定」

テクニックよりも重要であることを最後に付け加えておきます

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