マイクロエンド後4,5年の経過観察症例

根管治療の結果、つまり治療が成功したか失敗したかの判定には、
中長期的な一定の経過観察が必要と一般的に考えられています

なぜなら、治療自体が上手くいっていたとしても、
疼痛症状が減弱したり、レントゲンの影が縮小するまでにはタイムラグがある場合があったり、
逆に、根管治療が失敗していても直ぐに痛みや腫れといった症状がでないことが
往々にしてあるからです

厳密にどのくらいの期間経過観察をしなければならないというルールはありませんが、
当院は基本的にマイクロエンド 術後3年間、1年に1回の経過観察をお願いしています

勿論、患者さんが協力して頂ける場合は、その後も1年に1回の経過観察を継続します

経過観察の経過が不良であれば、即、外科的歯内療法を介入することで、
歯を助ける可能性を高めます


マイクロエンド 後4,5年の症例(根管治療@14,15)

根管治療直後
根管治療直後

根管治療4,5年
根管治療4,5年

最終補綴物のフィットも良好、緊密な根管充填、根尖病変なし
全く変化がないように見えますね
(厳密には根尖の歯根膜腔の明確化が確認できます)


Awesome!


治療も重要ですが、治療後のフォローも大事というお話でした

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