2021.03.18
カテゴリ:治療
破折(クラック)診断は難しいが診断大事
歯根破折、特にクラックの正確な診断はとても難しいです
メチレンブルー+マイクロスコープで破折診断
完全に割れているような状態であれば症状があったり、
レントゲンやCTで確認できることもあります
しかし
クラックの状態では症状もなく、画像診断でもわからない場合も多くあります
最終的には、現時点では
『目視』で確認するのがもっとも確実とされています
けれども
肉眼ではクラックを見逃すことが多いので、マイクロスコープが診断に大変役立ちます
歯根破折した歯は治療が成功しないので、基本は抜歯になります
治療していて、もっとも不幸だなぁと感じるのは
本当は破折しているのに、破折を見逃して治らないのに治療され続けている状態です
(「診断」が大事ということ)
【結論】
①「診断」はとても重要
②「破折診断」にマイクロスコープは有用
治らない、治らないと悩む前に
その歯はちゃんと『診断』されていますか?
Tag: 治療