破折(クラック)診断は難しいが診断大事

歯根破折、特にクラックの正確な診断はとても難しいです

クラック(弱拡大)クラック(強拡大)
メチレンブルー+マイクロスコープで破折診断

完全に割れているような状態であれば症状があったり、
レントゲンやCTで確認できることもあります

しかし

クラックの状態では症状もなく、画像診断でもわからない場合も多くあります

最終的には、現時点では

『目視』で確認するのがもっとも確実とされています

けれども

肉眼ではクラックを見逃すことが多いので、マイクロスコープが診断に大変役立ちます

歯根破折した歯は治療が成功しないので、基本は抜歯になります


治療していて、もっとも不幸だなぁと感じるのは

本当は破折しているのに、破折を見逃して治らないのに治療され続けている状態です
「診断」が大事ということ)

【結論】
①「診断」はとても重要
②「破折診断」にマイクロスコープは有用



治らない、治らないと悩む前に

その歯はちゃんと『診断』されていますか?

Tag: 治療