【難易度】石灰化+狭窄根管の根管治療【HARDEST】
患者さんは80代、男性
痛みの歯のレントゲンを撮ると…
初診時デンタル写真
『歯髄腔・根管(神経の部分)が全然見えない』
このように、レントゲンで神経の部分が見えないような歯の根管治療を
キッチリ仕上げることは、とても、とても、とても難しいのです
肉眼では絶望的なほど見えないので、
治療が断念されていたり、
歯の中に変な穴(パーフォレーション)があいていたり、
細い金属のヤスリ(ファイル)が折れていたりします
顕微鏡を使ったマイクロエンドを行いました
石灰化している歯の中をマイクロスコープで慎重に神経を探っていきます
(アクセスキャビティープレパレーション、根管探索、ストレートラインアクセス)
すっごく、すっごく、すっごく細い根管をなんとか発見!
(心の中で大きくガッツポーズ)←マイクロエンドの先生なら共感してくれると思う(笑
細い根管は、すぐに目詰まりして器具が到達しなくなったり、
レッジなどをつくって治療が困難になりがちなので、
手技のミスをしないように慎重に、丁寧に…
根管長確認デンタル写真
無事に根管治療を終えることができました
根管充填前と根管充填後(GPシングル+バックフィル)
治療:90分×2回
根管充填確認デンタル写真
神経の治療を成功に導くには初回の治療がとても、とても、とても重要です
再治療は成功率が下がってしまいます
(極細根管ならなおのこと)
p.s.
根管が狭窄している治療難易度が高い高齢者の患者さんが最近多いと感じています
(治療が失敗してるケースも…)
Tag: 治療