2020.04.13
カテゴリ:治療
親知らずの移植
症例:30代、男性
主訴:右下奥歯の腫れと痛みを繰り返す
複数の歯科医院にて根管治療を繰り返すも症状改善なく当院受診
【下顎右側第一大臼歯の状態】
- 残存歯質量が少ない
- フェルール確保困難
- 根管不明瞭
- 根尖破壊が予測
以上より根管治療の治療予後は悪いと予想
右側智歯を移植しマイクロエンド→ジルコニアオールセラミック治療提案
48→46歯の移植
マイクロエンド→ジルコニアオールセラミックス
根管治療回数:1回
親知らずも無くなって、再利用できて一石二鳥
歯の移植によって神経は失活するため根管治療が必要になります
ルールを守らない根管治療ではせっかく移植して生着した歯に
根尖性歯周炎を医原的に作ってしまう可能性を秘めています
そのため、ルールを守った根管治療が必要だと考えます
p.s.
無闇やたらと歯を削ったり、治療回数を増やしたからといって、
細菌が減るわけではないので気をつけて下さいね
Tag: 治療