9 steps でみる根管再治療
根管治療の失敗は根尖性歯周炎です
根尖性歯周炎の原因は細菌です
治療の失敗は抜歯…
つまり
治療したからといって治る訳ではない
細菌がたくさん減少したら治りやすい→sucsess
細菌が減らない、もしくは増加したら治らない→fail
細菌をどうコントロールするかということに尽きます
今回は、細菌が減少するためのルールを守った根管治療の段階を
9つの写真で振り返ってみようと思います
根管治療について文字で説明することも重要だと思いますが、
患者さんにはとても難解でわかりにく部分も多いかと思います
そこで、自分が現在受けている根管治療が、このような写真の感じであれば
ルールが守れているし、そうでなければルールから外れている
そういう参考にして頂ければと思います
step1
処置前、銀歯の被せ物を外します
step2
土台(レジンコア)です、外します
step3
土台も外しました、汚れています
う蝕検知液で青く染まったところは細菌汚染です
なんとなくキッタネーって思いませんか?
step4
歯ぐきの下まで虫歯があるので周囲の歯肉を焼灼
汚染された歯質を徹底的に取り除きます
step5
歯の残りが少ないので、レジンというプラスチックで
隔壁という唾液が入ってこないようにする堤防を作り
ラバーダム防湿をして口の中の唾液から歯を完全に隔離します
step6
細菌汚染された歯質と以前のゴムの材料を除去していきます
step7
除去が終わって根管をさらに綺麗にする作業に入ります
拡大や消毒液で徹底的に洗い流して細菌を減らしていきます
(機械的拡大・化学的洗浄)
step8
細菌が十分に減少したら、新しい材料でキッチリと
細菌が再び侵入しないように蓋をします(根管充填)
step9
その上にさらにプラスチックの蓋をしっかりと接着させて
細菌の再侵入を徹底的に阻止!
根管再治療の治療回数はだいたい2、3回です
この後は、キッチリとした被せ物をしてさらに細菌の侵入から守ります
このような治療が世界の『標準治療』(当たり前に行われている治療)
と言われているものです、これは誇大でも誇張でもありません
ご自身の根管治療が世界標準なのかどうなのかの参考にしてみてください
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