上の奥歯の大きな虫歯の再根管治療

初診時デンタル
初診時


症例:50歳、男性
以前に他院にて根の治療が行われており、神経がないため、
虫歯が大きくなっても自覚症状がなく、歯が割れて受診されました

虫歯はかなり大きく、一部は歯肉の下まで到達していました
根管治療は、根管充填は…プアーですね…

患者さんはきちんと歯を残したい!
という希望がありましたので、マイクロエンドを提案し、了承


根管充填+支台築造(レジン)
根管充填+支台築造(レジン)

CWCTにて根管充填+レジンにて支台築造

MTAセメントなど硬化に時間がかかるもので根管充填した場合は、
支台築造は次回に行っていますが、
それ以外は根管充填+支台築造まで一気に行います

コロナルリーケージを最小限にするためです
なるべく早目にきっちりと細菌が再び侵入しないように蓋をしたいのです

顕微鏡治療でせっかく細菌を減らしても、蓋がポンコツだと
すぐに細菌が侵入してしまうのです
(治療と治療の間の『仮封』も同じです)


治療後6ヶ月
最終補綴(ジルコニア)、治療後6ヶ月

痛みも腫れもなく、快適に過ごせているようです
経過観察は通常3年行っています

治療回数:根管治療90分×2回


p.s.
光栄なことに、最近遠方の先生からもご紹介いただく機会が増えまして、
牧之原とか静波からも患者さんが来院するようになりました

Tag: 治療