【WELQ対策】Googleが検索アルゴリズム変更

検索エンジン

「インターネット検索」と言えば「Google」というほどの知名度ですが
最近、検索の精度が悪いな〜と感じていて、気のせいかなと思っていたのですが
どうやら気のせいではなかったようです

医療に関する検索をしても医療的信頼性が低い業者の広告ばかりが
検索上位に来てしまい、「Google使えないな」と感じていました

WELQ問題とは

2016年12月にディー・エヌ・エー(DeNA)が運営する医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」
が内容の信頼性に関する批判の高まりを受けて閉鎖し、
それにきっかけに多くのキュレーションサイトが閉鎖する“騒動”が起きました

記事内容の品質や信頼性が低いにもかかわらず、SEO(検索エンジン最適化)対策によって、
Googleの検索結果の上位に表示される問題が指摘されていました

Googleが検索アルゴリズム変更

Google日本法人は12月6日、検索エンジンのアルゴリズムをアップデートしたと発表しました
医療・健康に関する情報を日本語検索した際、専門家が提供した信頼度の高い
Webサイトが上位に表示されやすくなったようです

個人の医療機関なら信頼性が高いのか?

答えは「No」
必ずしもそうとは言い切れません

当然、当院のHPやブログも含まれますが、
医師や歯科医師にも色々な考え方があり、チェック機構が働かないため、
中には極端な主張があったり、ステルスマーケティングをしている
過剰なものも見受けます

ネットの情報は参考程度に

ネットには正しい情報も間違った情報も玉石混淆です
ヘルスリテラシー(個人が健康であるための知識や情報集めのスキル)を高めつつ
ネット情報は参考程度にし、最終的には専門家である医師や歯科医師を頼るのが
現時点では一番確実ではないかと思います

その上で、必要があればセカンドオピニオンやサードオピニオンを検討しましょう

検索の罠を知りましょう

医療に限ったことではありませんが、ネット検索では

『自分が望む結果だけを都合よく抽出する』

自分に都合の悪い情報には目を向けない傾向があります

ひどいケースになると、専門家である当方が客観的に話したことより
ネットの情報の方を信じるという患者さんもまれにおられます
(こうなるともう宗教的です)

理論的・客観的な思考を習慣づけましょう
複数の検索エンジンを利用したり、複数のサイトを比較するのも有効です

信頼できる医療者に出会う

身も蓋もない結論になってしまいますが、
最終的には、信頼できる医師や歯科医師に出会うことが一番の近道です
(それが難しいんですが)

そのための一つの手段としてネット検索を使うのはアリだと思います

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