『警察歯科・身元確認について』@藤枝市保健センター

14時から藤枝歯科医師会主催の歯科講演会に参加しました

藤枝市保健センター2F

【演題】
警察歯科・身元確認について
【講師】
大田守(静岡県警察本部刑事部捜査1課総括検視官)


身元不明のご遺体の身元確認方法

  • 面確(顔を見て確認する)
  • 身分証明書、所持品、着衣
  • 身体的特徴
  • 指紋
  • 歯科所見歯は硬組織なので遺体が腐敗しても長く残る
  • DNA

DNAは確実だけれども硬組織の場合は結果が出るまでに時間がかかり
鑑定コストも高いとのこと

大規模災害等での大量の身元確認への応用は難しい

ということで、現在でも歯科所見は有力な身元確認方法の一つということでした

歯科レントゲン等のオンライン一元管理について

警察や警察歯科医師は歯科レントゲン等のオンライン一元管理も考えているようです

データをオンライン集約管理すると便利には違いなのですが、
サイバー攻撃による情報漏洩リスクが発生し、その対策費用も馬鹿にならないでしょう

世界中のハッカーからのアタックに耐えられるだけの技術者が日本にどれだけいるか

そう考えると、オンライン集約管理は個人的には否定的にならざるを得ません

身元確認は『魂』を救う作業

警察も警察歯科医も共に少しでも早くご遺族に遺体をお返ししたい
という熱い思いで活動されていることが伝わってきました
警察歯科医として活躍されている先生は、


身元確認は本人や家族の『魂』を救う作業だと仰っていたのが印象的でした


歯科医師の社会貢献の一つの側面を学びました

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