2017.01.11
カテゴリ:講習会
第10回 矯正セミナー@東京
今回のテーマは
- スライディング・メカニクス
- ノンフリクション・メカニクス
- Tループを用いた正中離開の改善
- 側切歯のクロスバイトの改善
矯正治療は「歯を動かす」治療ですが、歯の動かし方には大きく分けて、2つあります
スライディングとノンフリクションです
現在、主流(7割程度だそうです)となっている
ストレートワイヤー法(プリ アジャステッド アプライアンス)
では、主にスライディングを使用します
スタンダード エッジワイズ法
では、主にノンフリクションを使用します
どちらの方法にも当然、長所と短所があります
結論としては、上手な先生であればどちらの方法でもちゃんと治るので、
安心してください
もちろん
ストレートワイヤー法でもノンフリクションを使うこともあります
ストレートワイヤー法が現在主流になった背景には、
- ワイヤーの複雑な屈曲が不要のため、治療結果が一定化された
- 複雑なループがなくシンプルなシステムなので、衛生的
- 治療期間が短縮する
- 歯や歯周組織にも優しい(あまり痛くない)
など、スタンダード エッジワイズの欠点を見事に改良したので、普及するのも肯けます
間違って欲しくないのは、矯正治療も歯内療法と同じく、
「診査・診断」・「治療計画」と「意思決定」
がテクニックよりも重要であることを最後に付け加えておきます
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