第8回 矯正セミナー@東京
8020の達成者に不正咬合の人はほとんどいない
歯並びが悪い人は「見た目」だけでなく、早期に「歯を失う」
ということが最近のビックデータから明らかになりつつあります
自分自身も小学生の時に虫歯を詰める治療をして以来、治療は受けていません
(大学生の時に矯正治療はしました)
予防のみで虫歯や歯周病は防げるというなによりの生きる証拠です(笑
矯正治療は高額な医療費ですが、歯を失った時にインプラントを考えるとなると、
たったの2〜3本分相当ですから、自分の歯を守ることは医療コスト的にも合理的です
今日の矯正セミナーのテーマは矯正の第Ⅰ期治療(子供の矯正)によく用いられる
「ヘッドギア」と「クワドヘリクス」の実習でした
「ヘッドギア」ってどんな装置?
映画『ファインディング・ニモ』に出てくる
ダーラ(歯科医師シャーマンの姪)が口につけている装置です
(ちなみに、ダーラがつけているのは頸部固定のものですね)
日本では主に寝る時だけですが、昼間もつけるのはお国柄ですね
(理想的には一日中ずっと装着が望ましいんです)
【目的】
- 上顎骨(上のあご)の成長抑制
- 大臼歯(奥歯)の後退
- 歯を動かす時の固定源(顎外固定装置)
主に子供の矯正で用いることが多いです
③については成人でも可能ですが、近年は矯正用のミニスクリューやプレートがあるので、
成人ではあまり使用しなくなりました
「クワドヘリクス」は上の歯を傾斜させることで側方に拡大する装置です
今までは、成人の矯正(第Ⅱ期治療)ばかりだったのですが、
開業してから子供の歯並びについても相談を受けることが増えているので、
もしかしたらヘッドギアの出番があるかもしれないと思いつつ勉強しました
少しでも多くの患者さんをキッチリ治せるよう、知識と技術をアップデートします
※診査・診断の結果、治療の難易度が高い場合は連携する専門医へ紹介します
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